不覚にも、台湾  (令和4年11月横浜中華街)

横浜の石川町あたりに用事があったのです。
用事が済んだら16時30分。まだ家に帰るには早い。
ということで中華街にお茶を購入しに行きました。

「会社で飲むお茶なので安くて大量に買う」を目的に、行ったことがある延平門近くの天仁茗茶に向かいました。

用事があったロイヤルホールヨコハマから天仁銘茶に向かうため長安道あたりを歩いていました。
たまたま横浜中華学校のそばを通ったのです。
横浜中華学校の校舎の屋上から校庭にかけて紐につるされた台湾の国旗が一面にはためいています。
あれって思い起こされた記憶。台北でよく見た公立学校の風景とだぶります。
MRTの大橋堡の6番出口の学校、、、
台湾だ。台北だ。。

そのまま中華学校を通り抜け、九州町通りを歩くと、お茶屋さんに台湾国旗がはためきます。
お茶屋さんの横の八百屋が日本ではなく台湾でよく見たお店のようでした。


この路地の感覚は台湾だ、神経が一気にトリップします。
横浜だから気温は低いけれど、何とも言えない南国のような空気を纏った、中華な感じのお店。
わあ、わあ、わあ、うれしい。台北の街を歩いた感覚が呼び覚まされます。

九州町通りのお茶屋さんは気になるけど一旦通過。
曲がりくねって福建通に出て天仁茗茶で鉄観音茶を購入。
松竹梅、の次は蘭のようで、蘭のランクを購入しました。

お茶を買うという目的が果たせたので帰ろうかとも思ったのですが、九州町通りのお茶屋さんが気になる。
戻ってしまいました。

緑苑というお茶屋さん。お茶の単価高そうだなと思いましたが、店舗の2階が喫茶室「中国茶藝館茗香閣」になっているようです。


喫茶室では1回のお茶が2000円。
お茶をたくさん買えないが、一杯飲んでみよう。ということで中国茶藝館茗香閣の扉を開きました。
落ち着いたライティングの喫茶室で中国茶を楽しむようです。

功夫式で中国茶をいただきます。
大陸のお茶やプーアル茶などもありましたが、私は台湾茶が大好きなため「四季春」というお茶をセレクト。
焙煎が浅いさっぱりとしたお茶です。

台湾で見様見真似で功夫式茶器を使い飲んでいたお茶。記憶を呼び戻しながら味わいます。
中国茶は茶器に何回もお湯を注ぎ、楽しむことができます。
香り、味、、それぞれのタイミングで異なる味わいがあります。
熱いお湯であっても現地の人は器用のお茶を入れ、絶妙なタイミングでいただいていました。
何度もまねようとしますが、台北で飲んだ味の再現はなかなかできません

「中国茶藝館茗香閣」ではお茶の講座もあるそうで、チラシをいただきました。

茗香閣で飲んだお茶は、階下のお茶屋さん緑苑で購入できます。また茶器も買えるようです。
今回いただいた四季春を購入しました。

よく台湾へお茶買っていたんです。と店員に声をかけたところ
今すぐにはいけないかもしれないからこちら(緑苑)で当面お茶を楽しんでください

と暖かいコメントをいただきました。

横浜中華街のメイン通りはディズニーランドみたいにきれいな街になっており、台北の余市などのギラギラ感はないけれど
路地に入ると懐かしいお店があるものだと知った街歩きでした。

帰り道、運よく見つけてしまった胡椒餅をほおばりながら「また来よう、そして絶対台湾へ行こう」と思った次第です。

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