徳川探訪~尾張名古屋は城でもつ!~
令和5年2月某日愛知県に行ってまいりました。
愛知といえば戦国の三英傑を生み出した地。そして世界のTOYOTAも生まれた街。なんかすごい所です。
三英傑の中で管理人のイチオシは「徳川家康」です。
今年の大河ドラマの主人公でもあるため、せっかくなので徳川巡りの旅を実行してきました。
初日は「名古屋市内で徳川探し」です。
スタートは「名古屋城」。家康の息子「徳川義直」を初代とする尾張藩の居城です。金のしゃちほこが目印のお城です。
築城には加藤清正も関わったようで、石垣に見入ってしまいました。
「戦国武将は戦もするけど土木事業もできるゼネラリストだな、どんだけ勉強したんだろう。」思いを馳せてしまいました。
野面積みと言われる石垣。自然の石を積み上げる工法で作られています。排水性や耐震性に優れる一方、敵が登りやすいという側面もある積み上げ方法だそうです。
石垣を見ていたらあっというまに時間が過ぎてしまいます。お城にたどり着かなければ。
名古屋城は天守閣と共に城郭として初めて国宝に指定されていましたが、昭和20年の空襲で建物が全て消失してしまったとのこと。
現在は天守閣、本丸御殿共に復元された建物です。
天守閣はあいにく改修中とのこと。令和5年2月時点で天守の木造復元を進めているそうです。残念。木造復元された日には絶対見学に行くぞ!
天守閣の下の本丸御殿を見学です。
本丸は近世書院造だそうで、白と黒でシックな外観の中はきらびやかな建築、絵画、工芸品で彩られています。しかし、工芸品がところ狭しと飾られていのではなく、空間に物品はなくすっきりとしています。
なんともいえない不思議な落ち着きに囚われます。
欄間などの工芸品をじっくり見ているとおもてから見た鳥が裏では後ろ姿で彫刻されていたり、見どころが満載です。
豪華な襖絵を見つつ天井も見事な天上絵で彩られている空間。
建築当初の職人は工芸品をここまで繊細な表現していたんだ、と思いつつ復元させた現代の職人の技術の高さと熱意に敬意しかありません。
欄間などもさまざまな模様を組み合わせています。
「こういう形すき!」とテンションを上げながら写真をパシャリ。
城外を歩き回っていると廃藩置県後に名古屋城に置かれた東京鎮台第三支分営の碑も見つけました。
江戸以降の名古屋城の歴史をちょっと感じました。
歩き回って、お腹もペコペコ。ランチするにはいい時間になってまいりました。さあ、食のお楽しみ!